1月に母校の友達と会ったとき、昔話に花が咲き、制服の話になった。
「母校の制服はダサい」
当時は皆が口を揃えてそう言った。ミニスカートが流行ってた時期である、何処からどう見たって特徴がある母校の制服は駅前ですぐに分かった。
先輩たちはこぞってスカートを短くしようと努力し、紺のハイソックスにはソックタッチを塗りまくった。
当時はそれが流行りだったのである。
ところが、最近駅前で見かける現役たちは違う。紺のハイソックスを履いてる子の方が少なくなった。何を履いているか、それは皆が毛嫌いしていた「白いソックス」である。当時、紺のハイソックスと白いソックスがあったが、白いソックスの方が完全に不人気だった。履くのは卒業式と先生に指定された行事ぐらい、それぐらい不人気だったのだ。
なんで皆そんなに履いているのか、聞く所によると「乃木坂46」のコスチュームに似ているらしい。なるほど。膝丈もしくは膝下のスカート、「あの白いソックス」、テカテカに光ったローファー、確かにそう言われれば似ている。完全に優等生・清楚系のコスチュームできあがりである。
時代が変われば制服事情も変わるのね。
そう感じた2016年。